脱炭素

未来のためのエネルギー転換

未来に向けたエネルギー転換

バイオマスボイラが牽引する脱炭素への貢献

製紙には多くのエネルギーが必要ですが、そのエネルギーを石油や石炭などの化石燃料ではなく、バイオマスや廃棄物からできた燃料から得ることにより、CO₂の排出量を削減することができます。特種東海製紙グループでは、燃料となる廃棄物の収集、燃料の生産、自社での使用に至るまでの全工程を一貫して行っており、持続的で安定した廃棄物のリサイクルを実現しています。当社グループはリサイクルが難しい廃棄物をエネルギーとして有効利用し、脱炭素社会の実現に貢献していくことを使命と誇りにしています。

RPFやバイオマス燃料の製造・使用

非化⽯燃料の製造と利⽤

RPF(Refuse Paper & Plastic Fuel)とは、リサイクルが難しい古紙や廃プラスチックを主な原料とする固形燃料です。また、製紙原料や建材として利用できない木質廃材はバイオマス燃料になります。当社グループではこれらの燃料を調達または生産して自社の製紙工場で使用したり、お客様へ販売したりしています。

CO₂削減の実績

CO2削減の実績

製紙業界で一早くバイオマスボイラを導入するなど、CO₂排出量の削減に積極的に取り組んでいます。その結果、主要な生産活動を行う4社(特種東海製紙、新東海製紙、トライフ、特種東海エコロジー)におけるの2022年度のCO₂排出量は、2013年度比で30.4%減少しました。

電力の最適利用への取組

電⼒の最適利⽤

太陽光・風力発電の増加によって、国内でも電力需給調整が大きな問題となっています。太陽光などによる電力を余すことなく活用して脱炭素社会を実現するためにも、工場などの電力需要家は電気の使い方を変える()事が重要と言われています(2023年省エネ法改正)。当社グループでは、法改正に先立つ2022年度から他社に先駆けてこの取り組みを始めており、大きな効果が出ています。得られた知見を元に脱炭素社会実現に向けて、全国へ事業展開していきます。

  • 「ディマンドリスポンス」や、「電気の需要の最適化」と言われます。

脱炭素に注力する主な企業ピックアップ