収蔵品のご紹介
時代に遺すべき紙の文化財の劣化を防ぎ、
長期保存に耐えうる紙の研究を。
特種東海製紙では、奈良時代から現代に至るまでの紙資料を収蔵しています。
これら紙資料を研究することで、紙の組織や劣化の過程などを解明することができます。
またこのような紙資料は、私たちに新たなアイデアを生み出すきっかけを与えてくれることもあります。調湿紙・無酸紙などの自社製品を用いて、実践的な保護・保存の検証をしながら、紹介・展示をしてまいります。
PICK UP
- 百万塔陀羅尼 770年
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制作年代が明白な印刷物の中で、現存する世界最古のものといわれる。
- 紙衣 袖合羽 明治時代
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厚手の紙を張り合わせ、桐油を塗ってつくられた合羽(コート)。耐水性を付加し、軽くて丈夫な紙の特性を活かした実用品。
- 播州 安志藩 銭五拾目
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江戸時代から明治時代初期に各藩や寺社、宿場で発行された札。
このような藩札や私札には、すでに透かしなどの偽造防止技術が使われていたものもある。