基本理念
井川社有林は優れた山岳景観や渓谷、森林生態系など尊い自然環境に恵まれ、その広さと高さで日本一の社有林です。当社は何があってもこの大自然を守り・育むことが大切であると判断し、以下の「基本理念」を定めました。
当社は将来に亘りこの基本理念を遵守することで、井川社有林の価値を高めると同時に有効活用し、社会への貢献と企業価値の向上を果たしていきます。
井川社有林の基本理念
自然を守り、自然を活かす
世界的に環境問題が深刻化し森林の減少や劣化が進む現代において、当社が井川社有林をより自然度の高い状態に導き貴重な生物を保護し共生していくことは、当然の責務であると考えます。
一方、現在、井川社有林の尊い自然環境を求め年間延べ24,000人の人々が入山しています。当社は尊い自然を保護するだけではなく、こうした人々や自然を満喫する人々をより広く受け入れ、ゆとりと安らぎとを提供することで社会に貢献したいと考えています。
長期運営方針
-
- 全山を一体管理
- 広大な井川社有林を一体として当社が主体的に管理と経営を行うことで、基本理念に則った全体として統一感のある保全と利活用を推進していきます。
-
- 自然を広域に厳格管理
- 井川社有林には河川・渓流を含めてわが国有数規模で原生的自然が存在しています。
これらの場所を対象に、ユネスコエコパークの理念をさらに進化させて自主的に自然保護地区と林地保全地区を設定しています。自然保護地区は自然の力を利用してより自然度の高い状態に誘導していきます。
-
- 自然と活用の調和をはかる
- 自然環境の保護・保全を最優先としながらも、自然環境の恩恵を有効に活用することで、社会に対し心豊かな生活を提供します。
-
- 地域一体の活動
- 今後さまざまな分野で地元との連携を深め、お互いを補完するために、協働の精神でより強固な協調体制を築きます。地区の発展に寄与し、社会的責任を果たしていきます。