小笠原 母島社有地
地理
小笠原諸島は、本州のはるかの南の太平洋上に散在する大小30余の島々の総称です。小笠原群島〔父島・母島など〕、火山列島〔硫黄島など〕および3つの孤立島〔南鳥島(日本最東端)、沖之鳥島(日本最南端)、西之島〕から構成されています。
当社は小笠原村母島に、5地区にわたり13団地、合計約26haの社有地を所有しています。
生物
小笠原の各島は誕生以来、一度も大陸と陸続きになったことがないため、生物は独自の進化を遂げています。植物は自生種の約4割が固有種とされ、世界的に貴重な動植物が多く成育しています。
母島列島にのみ生息するメグロが特別天然記念物に指定され、オガサワラオオコウモリや多数の陸産貝類が天然記念物となっています。貴重な動植物が多い一方、外来生物による固有種への食害等の被害が問題となっており、駆除が進められています。
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メグロ
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オガサワラオオコウモリ
世界自然遺産
多くの固有種が成育する生物の多様性、生物の進化の過程がわかる生態系。それらの類まれなる価値が認められ、2011年6月、小笠原諸島は国内4番目となる世界自然遺産として登録されました。
母島社有地も、その一部が世界自然遺産内に位置しています。
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マルハチ(小笠原固有種)
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南島(扇池)
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父島(ハートロック)